教員・学生研究紹介

藤掛洋子

Yoko Fujikake
藤掛 洋子

文化人類学(開発人類学)、
開発とジェンダー、質的評価、
パラグアイ地域研究

Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

Q2.教員になるまで、どんな学術・実務上の経験がありますか?

Q3.研究指導で大切にしていることについて教えてください。

研究室の学生たちのテーマは、NPOやNGOが展開する国際協力や支援の現場で生起する事象について取り扱うものが多いです。また、ジェンダー研究などもあり、幅は広いです。その中で共通するキーワードとなるのは、排除、包摂、マイノリティの人権、人々のエンパワーメントです。

理論を学ぶことも大切ですが、フィールドに出ることも大切にしています。フィールドにおける権力関係に細心の注意をはらい調査を行うこと、現場の方々に寄り添い、現場から立ち上がる事象や現場で生きる方々の声に真摯に向き合うことを大切にするように研究指導をしています。

理論では十分に掴み取ることのできないことやもの、分析することのできない事象が多々あります。フィールドに出ることは新たな知と自己と他者との出会いであり、複眼的思考の醸成にもつながります。

フィリピンのNGO職員インタビュー調査

フィリピンのNGO職員インタビュー調査:大学院博士前期課程学生

Q4受験生へメッセージ(大学院生へ)

国際協力やジェンダー研究、マイノリティの視点に寄り添いフィールド調査を行いたい方、現象学(その流れの中にある構築主義)の立場から研究を行いたい方、一度研究室のHPをのぞいてみて下さい。

フィールドに出ることを通して複雑化する社会の中で求められる複眼的思考力を身につけ、理論と実践の接合(いまどきは社会実装というようです)に挑戦しましょう。「答えは現場にあり」です。