教員・学生研究紹介

長谷川秀樹

Hideki Hasegawa
長谷川 秀樹

フランス社会学

Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

専門はフランス社会学。地中海のコルシカ島の民族主義運動を長らく研究している。さらにそこから島嶼社会、島嶼性(insularité)の社会学的分析を行っている。

Q2.教員になるまで、どんな学術・実務上の経験がありますか?

大学卒業後すぐ大学院に進学し、また、学位取得後1年ほどで前任大学の助手となったので、実務上の経験と言えるものはない。 学位取得後、前任大学の助手になるまで、日本学術振興会特別研究員とカナダの大学研究所のリサーチ・アソシエイトをしていたので、教員になるまでの学術上の経験は学振研究員とRAの2つ。

Q3.研究指導で大切にしていることについて教えてください。

自らが大学院生の時代は、修士2年で理論や方法論を学び、博士3年でリサーチやフィールドワークを行うという作法があったが、今は、そういう前提は崩れているようだ。研究職を志向しない大学院生も多数にのぼり、自らの院生時代の常識をそのままに指導しないようにしている。

Q4受験生へメッセージ(大学院生へ)

院生をめぐる状況は様変わりしたとはいえ、やはり大学院生は一日10時間は勉強や研究に時間を充てるべきと思う。時間を捻出するのは難しいかもしれないが、無為無策に過ごすのだけは回避してほしい。