教員・学生研究紹介

松本尚之

Hisashi Matsumoto
松本 尚之

文化人類学

Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

専門は文化人類学です。アフリカおよび日本をフィールドとし、エスニシティと政治の関係や、国際移民の生活戦略に関する調査・研究を行っています。

Q2.教員になるまで、どんな学術・実務上の経験がありますか?

アフリカ(ナイジェリア)や日本で、フィールドワークを行い、調査・研究を進めてきました。具体的な内容については、研究活動詳細 で確認してください。

Q3.研究指導で大切にしていることについて教えてください。

グローバル化が進む今日、異なる文化と文化が出会う機会が急速に増加しており、時には異文化間の摩擦や対立が生じています。その様な状況のなかで、「他者」や「異文化」という概念に対する理解を深めるとともに、それらの対象とどう向き合うかを考えていくことが、文化人類学という学問の課題です。それはまた、「自己」や「自文化」を省み、私たちが当たり前だと思っている前提を問い直す作業です。そうした文化人類学の面白みを学んで欲しいと思っています。

Q4受験生へメッセージ(大学院生へ)

人間や社会について考えること、学ぶことは、特別なことではなく私たちが生涯をかけて行うことだと思います。でも、大学においてだからこそ、学べること、考えられること、があります。漠然とでも何か気になる問いがあるのであれば、ぜひ立ち止まって考えて見てください。大学院はそれができる場所だと思います。